両親がどちらも高血圧の場合には、
子供は50~60%の確率で
高血圧になるとされています。
両親のいずれかが高血圧の場合には25~35%、
両親ともに高血圧ではない場合には10%未満
とされています。
このことから、
高血圧には明らかに
遺伝的要因があることが分かります。
これは、高血圧になりやすい体質が
親から子へ受け継がれるということです。
また、遺伝以外にも環境因子も無視できません。
たとえば
親が濃い味付けを好んで食べている場合は、
一緒にいる子供も小さなころから
塩分の多い濃い食生活に慣れ親しみ、
常に高血圧のリスクの高い食事を
とることになります。
したがって、
親が高血圧の人は、
自分は他の人よりも
高血圧になりやすいのだという
自覚をもって予防していくことが大切です。
高血圧は中年以降から徐々に
発症してくるものでなので、
若いうちにそのような生活習慣を
断ちきって予防していける体制を整えておけば、
高血圧になる可能性は
どんどん下げていくことができるでしょう。